こんにちは。
ポンコツ主婦のぴんちょすです😊
今回はLINEスタンプ作りで私が使用しているイラスト作成のフリーソフト「Inkscape」で、画像をパス化する方法をご紹介致します。
以前の記事で、Adobe Captureで撮影した画像をSend Anywhereでパソコンへ送る記事を書きましたが、今回はその画像をInkscapeに取り込んで、線の歪みなどの調整をする為にパス化するやり方を記載していきます。
それではスタート!
①画像の取り込み
まずは画像の取り込みを行います。
「ファイル」タブ→「開く」で、Send Anywhereを使ってパソコンに送った、パス化したい下絵の画像を開きます。
画像のインポート形式の「リンク」は開いた画像の保存先を変更すると消えてしまいます。
「埋め込み」はInkscape上に画像が保存されるので、元の保存先などを変更しても問題ありません。
ですが、今回はパス化が終わった後、読み込んだ元の画像は削除するので、どちらを選択しても構いません。
これで画像の取り込みは完了です。
②パス化
次に取り込んだ画像のパス化をしていきます。
Inkcape左のメニューバーで「選択ツール」(左上の黒い矢印マーク)を選んでから画像の上でクリックして画像を選択します。
その後、「パス」タブ→「ビットマップのトレース」を押します。
ボックス右下の「ライブプレビュー」にチェックを入れると、パス化される画像がプレビューで確認出来ます。
「明るさの境界」や「エッジ検出」のしきい値は、私の場合、スマホアプリの「Adobe Capture」で画像の白黒をはっきりさせているので変更せずに「OK」ボタンを押します。
しきい値の変更などはご自身の好みで色々と試してみて調整して下さい。
「OK」を一度押したらパスの生成は完了しているので、ダイアログボックスの×ボタンを押して閉じます。
③下絵画像の削除
②でダイアログボックスを閉じると、下絵画像の上にパス化された画像がのった状態になります。
下絵の画像を選択して右クリックメニューから削除します。
(パス化された画像は描画ギリギリラインで選択され、下絵は元の絵の大きさで選択されるので、描画より離れた位置を選択ツールでクリックすると、下絵が選択出来ます。
分かりにくい場合はパス化された画像を選択ツールでクリックして横にズラして、下から出てきた下絵を削除すると分かりやすいでしょう)
④パス化した画像をレイヤーへコピー
下絵を削除したら、そのままだと、パス化された画像はレイヤー上にないので、画像をレイヤーへコピーします。
選択ツールでパス化された画像をクリックしてコピーします。(Ctrl+C)
「レイヤー」タブ→「レイヤー」を選ぶと右枠にレイヤーボックスが表示されます
レイヤーボックスの左下にある「+」マークを押して、レイヤー名を付けて「追加」ボタン押しレイヤーを1つ作ります。
作ったレイヤーを選択している状態で、パス化された画像をペーストします。(Ctrl+V)
(レイヤー名横の目のマークを押してコピーした画像が見え隠れ出来ていたらレイヤーへのコピーが出来ている状態です。)
元々のパス化された画像はレイヤーに作られていないので、選択ツールで選択して削除しましょう。
レイヤーにコピーした画像をキャンバスの好きな場所に移動させ、大きさを変更したらあとはパスを調整して、線のガタツキを滑らかにしたりする事が出来ます。
Ctrl+Fnを押しながら画像サイズの変更を行うと縦横比を変えずに拡大縮小が可能です。
Inkcape左のメニューバーで「ノードツール」を選択して、パス化された画像の線部分をクリックして沢山の点(パス)が表示されたらパス化は成功しています。
あとはそのパスをひとつづつ微調整していけばOKです。
【おまけ】パスが多すぎる時の裏技
④で出来た描画では、パスが細かく作られます。
全てのパスを調整して線を滑らかにしていくのは非常に時間がかかる為、パスの数を自動で減らして、滑らかな線にする事も出来ます。
パスタブ→「パスの簡略化」を選択します。
すると、パスの数が減り、線が自動で滑らかになります。
その分、線の細かなカーブなどが無くなり平坦な雰囲気の絵なってしまうので、簡略化するかしないかは好みです。
手描きの雰囲気を残したい方は簡略化せずにパスを調整した方がいいですし、滑らかな線画にしたい方は、簡略化を行ってからパスを増やしたりして微調整していくと良いでしょう。
まとめ
今回はイラスト作成のフリーソフト「Inkscape」で画像の自動パス化を行う方法を紹介しました。
私は、「Inkscape」をIllustratorの代替えソフトとして利用しているので、この記事で紹介したように画像をパス化してスタンプを作っています。
ですが、手描きソフトを使った方が、パス化などする必要がなく手順は少なく済むかと思いますので、あくまでこのやり方は私がLINEスタンプを作った際に行った方法として見ていただければと思います。
手描きソフトでLINEスタンプを作った際は、またその手順等を別記事でご紹介予定です。
お楽しみに!
それではまた!🙋🏻♀️
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